avatar
不妊パパ
男性不妊の奮闘ブログ『~RE:BORN(リボーン)~』へようこそ!

妊活・不妊について役立つ記事を更新していきますので、もし今あなたが”不妊”で悩んでいるのなら、是非このブログを覗いていって下さいね。

当ブログは、造精機能障害によって精子の数が極端に少ない【重度の乏精子症(ぼうせいししょう)】を患う管理人が、試行錯誤をして何とか精子の状態を改善していこうとするブログです。

そのため、精子力を向上させることに重きを置いた情報を発信していますが、その他の男性不妊の情報についても幅広く記事にしていますので、あなたの妊活に役立てて下さい!

僕たち夫婦は「不妊症」と診断された

改めまして、当ブログを運営している『不妊パパ』です。(プロフィールはこちら)

僕たち夫婦と同じように不妊に悩むパパやママに役立つ情報を更新していくので、これからの不妊治療に向けて参考にしてもらえれば嬉しいです。

2人目の子供が欲しい…で早5年経過!実は不妊症だった…

僕たち夫婦にはすでに第一子となる娘がいるんですが、なかなか2人目ができないなぁ…と感じてはいたものの、若干セックスレス気味だったこともあり「まぁエッチさえちゃんとすれば、いつかは妊娠するだろう」と甘い認識でいたんです。

そうこうしてる間に1人目が生まれてから丸5年以上が経ってしまい、「これはマズい!」ということで、産婦人科と不妊治療が併設されているレディースクリニックにまずは妻に1人で行ってもらうことにしました。

この時はまだ、排卵日を予測してもらってタイミング指導を受けたり、あわよくば問題がないかを見てもらえたらなと軽く考えていただけだったんですが、そこで診断されたのは僕たち夫婦はまさかの『不妊症』であるということ。

1人目の子供がいるので、厳密には『二人目不妊』という状態ですね。

そもそも不妊症ってどういう状態?

そもそも不妊症って、どういう状態を指す言葉なのでしょうか?

 「不妊」とは、妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しないものをいいます。 日本産科婦人科学会では、この「一定期間」について「1年というのが一般的である」と定義しています。 

引用元:不妊症|公益社団法人 日本産科婦人科学会

そうです、赤ちゃんが欲しいと思って子作りをしているにもかかわらず”1年間”ものあいだ妊娠に至らなければ『不妊症』と診断されるんですね。

と言っても、僕たち夫婦は子供が欲しいと思いながらもエッチもほとんどしていませんし、しても生理前や生理直後という事も多く排卵日をそこまで意識して性交していたわけではないので、『不妊症』という診断は正直あまり腑に落ちていなかったんです。

そのまま、次回の診察の時に「旦那さんの精子の検査をしてみましょう」ということになり、土曜日に夫婦揃ってレディースクリニックに行きました。

衝撃の事実!不妊だったのは僕のせい!

クリニックに行き受付を済ませると、小さな容器を渡され採精室に案内されました。

人生初の採精をした実体験については、こちらの記事でまとめています。

採精後しばらく待っていると夫婦で診察室に呼ばれ、机の上の大きなディスプレイに僕の精子が顕微鏡で拡大されて映しだされていたので、「どれどれ、僕の精子はどんなもんだ?」と半ば楽しみにしながら画面を覗いてみました。

すると、そこにはヒョロヒョロっと1匹の精子がうつっていただけで、「あれ?他の精子たちは?」と考えている間に、先生に「ご主人の精子がかなり少ないですね。普通の人ならこの画面にうじゃうじゃ精子がいるんですけど…ご覧の通り。これでは自然妊娠だけでなく人工授精も厳しいと思います。」と衝撃の内容をサラっと言われてしまいました。

そうです、不妊だったのは僕自身が原因だったんです。

男性は自分のせいだと夢にも思っていない

今まで妻には、「葉酸は妊娠前から摂取した方がいいらしいよ」とか「栄養ある食事で子供ができやすいカラダ作りしなきゃ」とか偉そうなこと言ってたのに、原因自分やん!って感じで、申し訳ないのと情けないのと悔しいという感情で、この日はさすがにショックすぎて落ち込んでいましたね。

というのも、男ってなぜか「自分は大丈夫」という根拠のない自信を持ってるんです。

正直、今までまずまず健康体で過ごしてきた自分の生殖能力が、まさか問題を抱えているなんてホント夢にも思いませんから。

ですが、先生によると実は男性による不妊って珍しくないんだそうです。

不妊症で悩む夫婦のうち「約48%」は男性側にも原因がある!

不妊原因の男女比率のグラフ-WHO世界保健機関の調査によると男性のみ24%、男女24%、女性のみ41%、不明11%とされています

参照元:WHO(世界保健機関-World Health Organization)の調査データを基にグラフ作成

健康に関する情報を取り扱う最高権威であるWHO(世界保健機関)の調査によると、赤ちゃんが出来ないと不妊に悩んでいる夫婦(カップル)のうち、

  • 女性のみが原因とされる不妊は41%
  • 女性と男性それぞれに原因があるとされる不妊は24%
  • 男性のみが原因とされる不妊は24%
  • 原因が不明とされる不妊は11%

と明らかにされていて、上記グラフの”男女両方に原因がある不妊(24%)”と”男性のみに原因がある不妊(24%)”を合計すると、約48%の確率で男性側にも原因があるということが分かっています。

男性が原因の不妊は珍しくない!

この数字ってめちゃくちゃ多くないですか?

48%ということは、不妊症で悩む夫婦の『2組に1組が男性由来』という意味なので、初めてこの確率を知ったときは、まさかこんなに多くの男性が不妊の原因になっているなんて思ってもいませんでした。

ですので、不妊症は赤ちゃんを妊娠することになる女性だけの問題ではなく、男性も不妊に対して当事者意識をしっかり持って向き合わなければいけないんです。

間違っても「不妊治療は女性だけのもの」なんて勘違いはダメですよ!

とは言え、やっぱり気になるのは『男性が不妊になる要因』だと思うので、次ではその原因について詳しく見ていきたいと思います。

男性不妊の主な原因と自然妊娠できる精子の基準値の目安

男性側に不妊の原因が考えられる場合には『男性不妊』と診断されます。

男性不妊と診断されて少し気になったので調べると、『女性不妊』という言葉はないみたいです。『不妊=女性が原因』という間違った認知のされ方が世間でも一般的だからかもしれません。

では、その男性不妊の原因にはどのようなものがあるのでしょうか。

男性不妊の主な原因

男性の不妊症患者の疾患別内訳のグラフ

参照元:我が国における男性不妊に対する検査・治療に関する調査研究|平成27年度ダイジェスト版の調査データを基にグラフ作成

男性不妊の原因としては、大きく分けて3つあります。

  1. 造精機能障害(精子形成障害)
  2. 性機能障害
  3. 閉塞性精路障害(精路通過障害・副性器機能異常)

中でも突出して多いのが造精機能障害(精子形成障害)なのですが、これは『精子の数が少ない(乏精子症)』『運動能力が低い(精子無力症)』『奇形率が高い(奇形精子症)』など、元気な精子を造るための機能自体に問題を抱えていて、うまく精子が作れないことで男性不妊を引き起こしている状態になります。

avatar
不妊パパ
この造精機能障害のうち、精子の数が少ない状態である『乏精子症(ぼうせいししょう)』という症状が、僕の主な不妊原因なんです。

その他の男性不妊の原因が知りたい方や、もっとメカニズムについて詳しく知りたい方は、こちらからどうぞ。

自然妊娠できる精液所見の基準値の目安

精液検査の基準値(WHO)
精液量 1.5ml以上
精子濃度
(1mlあたりの精子量)
1,500万以上/ml
純精子数
(全精液量あたりの精子量)
3,900万以上
精子運動率
(動いている精子の割合)
40%以上
前進運動率
(前に進んでいる精子の割合)
32%以上
正常形態率
(正常な形の精子の割合)
4%以上

男性不妊の中でも、最もポピュラーな原因となる『造精機能障害』を判断するための規定値が、上記の表の各項目の数値になります。

ちなみに、僕の精子は冒頭でお伝えしたとおり、自然妊娠や体外受精でも厳しいと診断されるほど精子の数が少ないのですが、どのくらい少ないかと言うと…

管理人が2019.9.14に受けた精子検査の精子所見レポート
2019.09.14に行った精子所見の結果

精子の数がめちゃくちゃ少なくないですか?

精子濃度を見てみても、最低基準値となる1,500万/mlを大きく下回る80万/mlしかありません。

1,500万/ml以下なら軽度、1,000万/ml以下なら中等度、500万/ml以下なら重度(高度)とされているので、僕の場合(80万/ml)は『重度(高度)乏精子症』ということになります…(T_T)

不妊で悩んでいるならまずは診察を!精液検査を受けてみよう!

男性不妊は決して他人ごとではありません。

まだ検査を受けていない人でも、赤ちゃんを望んでいるのになかなか妊娠させるに至っていないのであれば、僕と同じように男性不妊である可能性が約半分の確率であるということ。

「自分の身体は問題ないし」
「そんなに焦らなくてもそのうち妊娠するよ」

なんて受診を先延ばしにしていると、そうこうしているうちに奥さんの年齢は着々と上がっていきます。

ヒドイ言い方になってしまいますが、女性のカラダには赤ちゃんを産むことができるタイムリミットが存在しますので、不妊に悩み始めた段階ですぐに精液検査を受けるようにしましょう。

いきなり病院で検査するのはちょっと…と言う方は自宅でこっそり精子検査をしよう!

とは言っても、いきなりレディースクリニックや産婦人科などの病院で検査するのは抵抗があると思いますので、そんな時は自宅で簡単にあなたの精子の状態をチェックすることができる簡易キットを使ってみるのがオススメ!

Seem

販売価格 3,980円(税込)

スマホアプリで自分の精子の状態をチェックすることができるセルフチェックキットです。

上記のSeemの他にも、スマホ一台でセルフチェックできるものがいくつかあるので、あなたに合ったものを選ぶと良いですよ。

このセルフチェックで「男性側に不妊の原因があるかもしれない」ということが初期段階で分かれば、女性の精神的・身体的負担の軽減や、さらには治療費削減にもつながりますので、まずは負担が軽い男性側から検査を試してみましょう。

精子力(男性不妊)を改善するために実践していること

どうでしたか?

僕と同じように精子の数がめっちゃ少なかったという方は、「精子少ないんだけど…どうすればいいん?」と悲観的になっているところだと思います。

が!これからその精子を少しでも向上させるための『男性不妊の改善方法』についてお伝えしますので、待望の赤ちゃんを授かれるように精子力回復に向けて僕と一緒に頑張っていきましょう!

avatar
不妊パパ
僕が実際に実践している改善方法です。

男性不妊じゃないあなた(羨ましいっ!)にとっても精子力低下の予防になりますので、妊活する上でやっておいて損はないですよ。

精液所見の改善方法

精子の状態を改善するために、次の5つの方法を実践しています。

  1. 禁煙
  2. 生活習慣の改善
  3. 運動をする
  4. 食事内容の改善
  5. 内服・サプリメント

実は、医学的・科学的に証明されている『確実に効果のある改善方法』というのは存在しないのですが、精液所見を悪化させる要素を日々の生活環境の中から取り除くことによって、精子力を育てる試みをしています。

より詳しい男性不妊の改善方法については、こちらからどうぞ。

\不妊パパの精子の状態を公開中/
精子力復活(リボーン)の軌跡を赤裸々に実況しています!

当ブログでは、ブログ内で紹介している『精子力を育てるための対策』を実践することで、僕の精子がどのように変化していっているのか、不妊治療専門クリニックで実際に検査してもらった精液所見のレポートを公開しています。

検査日 精液量 総精子濃度 運動精子 前進精子 正常形態率
2019/9/14 1.5ml 80万/ml 60万/ml
(75%)
36万/ml
(61%)
25%
2019/9/18 4.2ml 460万/ml 240万/ml
(52%)
158万/ml
(66%)
35%
2019/9/25 3.1ml 60万/ml 10万/ml
(17%)
5万/ml
(53%)
17%
2019/9/26 4.3ml 180万/ml 60万/ml
(33%)
36万/ml
(60%)
32%
2019/10/28 3.2ml 190万/ml 50万/ml
(26%)
30万/ml
(61%)
27%
2020/1/9 2.1ml 210万/ml 100万/ml
(48%)
72万/ml
(72%)
29%
※正常値 1.5ml以上 1,500万/ml以上 40%以上 32%以上 4%以上
2019.09.25 禁煙スタート!!
2019.09.28 漢方(補中益気湯)の服用スタート!!
2019.11.12 精育サプリの服用スタート!!

体験談を公開中!~管理人の精育体験レポート~

avatar
不妊パパ
泣きそうになるほど数が少ない僕の精子が、日々の改善によってどのように変化していくのか体験レポートとしてまとめています。